よしよしタキシス＠守山市

職場のＥ原さんの萩の月に係る調査結果を拝借して
下記のとおり　実施結果を報告いたします

調査日：平成24年６月19日～20日
調査者：Ｅ原
調査案件：仙台銘菓萩の月（以下「調査物」という）の最適な食べ方について
　↓


１　はじめに
　「名物に美味いものなし」と言われる中
　昭和59年から菓匠三全が販売している萩の月については
　業界紙がアンケートをもとに選考した「20世紀を代表する土産品」において
　北海道「白い恋人」　福岡「辛子明太子」に次いで
　全国３位になるなど、業界各界から高い評価を得ている（出典：Wikipedia）
　本調査は、常温や冷蔵だけでなく　加熱や冷凍など
　様々な食べ方が乱立している調査物について
　最良の食べ方を模索することを目的とする


２　調査方法
　調査者本人又は被験者による実食により
　10点満点採点方式に基づく評価を行う
　なお　「常温」「冷蔵」については　最も標準的な食べ方とされ
　それなりに美味であるとの社会的コンセンサスを
　既に得ているものと考えられるため
　調査物に多量に含まれる炭水化物　脂質及び糖質の過剰摂取防止の観点から
　予め調査は行わないこととする

３　実食調査
　(1) 加熱（オーブントースター）
　　ア　調理方法
　　　調査物を電子レンジの「トースト」機能により約５分間加熱
　　　調査物を電子レンジの「あたため」機能により３０秒程度加熱後
　　　「トースト」機能により約５分間加熱
　　イ　実食結果（点数は１０点満点採点方式による）
　　　表面はそれなりにカリッとしているが　中途半端３点　
　　　中身は人肌程度にしか加熱されておらず
　　　調査物本来の風味を活用しきれていないのではないかと思われた
　　　表面はサクサク、中はフワトロ
　　　電子レンジによる加熱に比べて二度楽しめるという点で優れる９点。
　　　今後は、いかに焼き色をつけるかが課題である
　　　「トースト」機能ではなく「オーブン」機能により
　　　高温で短時間加熱するのがよいかと思われる
　　　「グラタン」モードが効果的かもしれない
　　　なお　この際　甘い芳香が室内全体にわたることとなるため
　　　周囲の顰蹙を買うことのないよう　十分留意する必要がある

　(2) 加熱（電子レンジ）
　　ア　調理方法
　　　調査物を電子レンジの「あたため」機能により１分間加熱
　　　熊田曜子氏をはじめとする諸氏により提唱された手法である
　　イ　実食結果
　　　調査物の中身は　常温　冷蔵等による場合と比べて粘性が低下し
　　　やわらかな口当たりとなる。
　　　風味が口中に豊満に拡散し　非常に美味であった８点
　　　なお　この際中身が非常に高温になることから
　　　火傷に留意する必要がある。

　(3) 冷凍
　　ア　調理方法
　　　調理物を冷凍庫に収納し　数時間放置して冷凍
　　　なお　この手法については、松任谷由美氏が絶賛している
　　イ　実食結果
　　　「通常よりやや硬めだが、シャリシャリというほどではない。
　　　冷えている分　夏場にはよいのではないかと思われる６点
　　　（注：被験者はＹ氏（≠taxis））」
　　　なお　調査者の所感としては　アイスクリームのような食感
　　　なかなかどうしてであった　夏場に限り１０点

４　考察
　総合的に見ると　調査実施期間に限って言えば
　冷凍による手法が最も高評価であった
　↓

（写真は　小生が家で試したもの　アイスケーキのようで美味）


　ただし　個人差の観点から
　ほぼ主観的手法による評価のみをもって当該食べ方が最良とは断じがたい
　（注）個人差研究については　Bessel,F.W.(1820)以来
　各種研究がなされており　一定の事象に対しても
　身体的・精神的その他の個人差による受容の違いがあることが明らかになっている

５　結論
　調査物は　その本来持つ豊かな風味により
　いかなる食べ方をしてもそれなりに美味である